最近読んだ本の感想を書いてみます。
タイトルからはストレッチ法のようなものがたくさん紹介されている本かな?という印象ですが、そればかりではなく自律神経や認知の歪みの話が分かりやすく説明されており、いい本だなと思いました。
「呼吸」だけはコントロール可能である
自律神経の働きは基本的に不随意運動で、自分の意思でどうにかできるものではないが、「呼吸」だけはコントロール可能であるという話が印象的でした。
最近マインドフルネスに関する本も読んでみているのですが、そこでもやっぱり呼吸に意識を向けることについて言及されていたりして。
ちょっとしんどいなって思ったときは、無理にでもゆったりした深い呼吸を意識して、「今リラックスしてるんだよ~」って自分の副交感神経をある種「だましてみる」ようになれるといいのかもしれないと思いました。
それに付随して、より大きく深く呼吸できるようにするために首や肩まわりのストレッチが重要になってくるという話もとても腑に落ちました。
セロトニンは副交感神経を活性化させやすくする
これも何となく聞いたことがある話ではあったのですが、やっぱりセロトニン大事!!
SSRIもそれに一役買っているのだと思いますが、薬なしで過ごすことができればそれに越したことはないと思っています。
初めて知りましたが、セロトニンって毎日我々の体の中で作られてはいるが、貯めておくことができないそうで(これって人体のバグじゃないの!?)
元となる栄養素が「トリプトファン(大豆・乳製品など)」「炭水化物」「ビタミンB6(魚類など)」ということなので、これらを毎日意識して取っていこうと思いました。
また、朝日やウォーキングでもセロトニンが活性化するそうで、ウォーキングってやっぱりいいんですね。ドラクエウォーク続けよう・・・
「治すための頑張り」
多分著者が一番伝えたかったことがこれなのかなと思いました。今の私にとても響きました。引用します。
うつ病の時には「頑張ってはいけない」といいますが、嘘でした。そんな時に仕事などを頑張ろうとしてはいけませんが、治すための頑張りは、必要不可欠でした。
それは、言い換えれば、誰かに治してもらうものではなく、自分で克服するものだということ。それをやり切ったからこそ、私はうつ病を克服できたのだと思っています。
引用:「自律神経を整えるストレッチ」 - 原田賢 - (青春出版社:2016年) 第5章 p171
これは私も最近思っていたことで。
「○○で治る」とか「××が効く」とか、それはそれで根拠があるのだとは思いますが、万人に合う「答え」があるわけではないのだと思います。
(そういう「”正解”を探す」考え方自体が、認知の歪みでいう「全か無か思考」だと感じます。私はついついやってしまいがちなのですが・・・)
色々なやり方や取り組みを自分で実際にやってみて、それが自分の体と心に合っているかどうか振り返ってみて、良いものを続けていってよりよい方向に自分を持っていく・・
そういうある種ストイックな姿勢が大事だと言っているのかなと思いました。
説得力がありますよね。著者は実際にそれで復職もして、さらには脱サラして整体師として独立して・・・すごいなあと思います。
自分で治すんだという意思を持ち続けること。
言うのは簡単ですがなかなか大変なことだぜ!?って思いますが(笑)
試行錯誤していきながら、自分を上向きにしていきたいです。
まとめ
ごちゃごちゃ書きましたが、勉強になる本でした。
いくつか紹介されているストレッチもわかりやすいものだったので、続けてみたいと思います。
★★★
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